インタビュ


+ 第三弾 + (実施日:2017年2月4日)

今回のゲスト:

塩路ハル様 (twitter)

只今話題沸騰中!なにわのJKクリエイター、塩路ハル様のご登場です!
2016年8月に「美しい奴隷」を公開以降、代表作「Castle cage」、短編ギャグ「ばれんしょたいん」など全7作品を公開中です。

今回は塩路さんをお招きし、現役女子高生ならではの制作事情をお伺いしてみました。
ネタバレはありませんので作品未プレイの方もどうぞご覧ください。


【倉下 遼】
本日はお越しいただきましてありがとうございます! それでは始めさせていただきます><

(ゲスト)【塩路ハル様】
了解です、倉下さん今日はよろしくお願いします~(*´▽`*)♪



はい、よろしくお願いいたします^^
ではでは…

まずは、塩路さんは現役女子高生(JK)ということでお間違いないですよね。それが一番すごいなぁと思っていた点でして。

はい、そうですね、学校に時間をとられて創作に割ける時間が少ないのが悩みの種ですw



胸の内で「なにわのJKクリエイター」という肩書をお付けしていました(笑

なにわのJKクリエイター(笑)間違いないですw



限られたお時間の中で製作されているというのが本当にすごいです! シナリオ原案もアナログで書かれているそうで…。

そうなんですよ、電車での移動中とか、ほんとは駄目なんですが授業中とかにも書きたいのでアナログで書いてます。A5のルーズリーフがシナリオ作成のお供です!



内職というやつですね、倉下も若かりし日にはよくやりました(笑

やっちゃいますよねー汗



ゲームのリリースは2016年夏からのようですが、シナリオはそれ以前から書かれていたのでしょうか?

最初にリリースしたのは「美しい奴隷」なのですが、そのシナリオは2016年の夏休みぐらいに考えました。ただ、3作目の「Castle cage」の設定は中学時代から漠然と浮かんではいました。



そうだったんですね。Castle cageはボリュームもあって、短期間じゃ書けないよなぁ…とは思っていました。塩路さんの看板作品にもなっているようですね。

そうですね、このアイコンも(Castle cageの)ルーシー殿下にしてるぐらいですし、今のところ一番時間と手間をかけた作品ですので...!



このルーシー殿下めっちゃかわいくて好きです(´∀`* シナリオを書き始めたときは、ゲームとしてリリースするつもりで書いていらしたのでしょうか?

はい、乙女ゲームを作るのはほんと夢だったので、ゲームにしたい!と思って構想練ってました。ただ、中学時代は今よりもっとアナログ人間でしたので、なかなか手を出せずにいました...wがっつりシナリオを書いていたわけではなくキャラデザの横にちょっと設定を書きこんだぐらいでした。



そうだったんですね!なるほどなるほど。 最初からしっかり書けたら寧ろびっくりです、自分も”キャラデザの横に設定”と似たようなものを作るところから始まりました。

ですよね!キャラデザを見ながら色々細かいところを決めていくのが一番やりやすいですし、今でもキャラ設定を作るときにはそうしています。

(当初は)設定も適当だったのでゲームとして本格的に作るときに大幅に変更しました。
(中学生の頃は)時間は今よりあったので惜しいことなのですが汗



製作してる中でキャラが変わっていく(というより「作り込まれていく」感覚?)ということも、やはりあったのですね^^
中学から高校にかけて塩路さん自体の知見が広がったというのも良い影響としてあったのではないかと。

キャラがだんだん変わっていくことはしょっちゅうですね。最初に直感や好みで作った設定は、ストーリーと矛盾したりするので変えざるを得ない場合もあります汗
知見が広がったかどうかは自分ではわからないのですが...創作への熱意が強まっているというのは自分でもわかりますし、人にもよく言われますw



矛盾…あー、すごいわかります(笑
熱意は大事です、素晴らしい!

倉下さんの作品(TEAD)もプレイさせていただいたことがあるのですが、難しい設定で矛盾しないように作るのは難しそうだなと思いました、私もあんなに細かい設定までこだわれれば良いのですが...汗



ええ、ええええっ、TEADプレイして頂いてたんですか?!うわあああ恐縮ですありがとうございますm(_ _ )mm(_ _ )mm(_ _ )m TEADの構想練ったのも中高生の頃だったので、頓挫した倉下に対し塩路さんが形にされてるのを尊敬の眼差しで見ておりました。

もちろん!プレイさせていただきましたよ!個人的にアルス君がタイプですかね、弱いところを見せてくれる系男子、可愛いかったです...!



あああ、しかもアルスは看板キャラなのに一番言及されない子だったので(笑)なんまら嬉しいです!いやもう頭が上がりませんorz

ええ、そうなんですか!?アルス君素敵だと思うんですが...青髪キャラ好きですし!



(*ノェノ)キャー 青髪いいですよね、ルーシー殿下も青のふわふわウェーブ…(´∀`*

ルーシー殿下のふわふわロン毛は描いてて楽しいです、もふもふしたい...主人公ちゃん以外がやると不敬罪でしょっぴかれそうですが(笑)



は…そう言われるともふもふしたくなってしまうではないですか…だめだ不敬罪になってしまうw

金髪男子も好きなので(Castle cageの)ノア君の前髪もなでくり回したいですね... よその子厨ですが、うちの子厨でもあります!(TEADの)サンテリオンさんの綺麗な髪も好きです...!



ノア君も綺麗な髪ですよね~最初タイトル画面の絵(下図の一番右)を見て「このイケメン誰だ!」って感じになってましたw サンテもお褒め頂き恐縮です…(〃∇〃)

(左からアルス、サンテ、ルーシー殿下、ノア君)




乙女ゲームを作るのが夢だったとのことですが、乙女ゲーム製作に憧れたきっかけをお伺いしてもよいでしょうか。昨今の若い世代の方々がどういう経緯で乙女ゲームに興味を持つのか、とても気になっていました
(因みに倉下は90年生まれなので塩路さんとは10年弱のジェネレーションギャップがありますorz)。

乙女ゲーム製作に興味を持ったのは、単純に乙女ゲームが好きだから、ですね。初めてプレイしたのが某ドS吸血鬼乙女ゲームだったのが少し私の作風に影響している感がありますw



元々乙女ゲームプレイヤーさんだったのですね!入り始めはフリーゲームとか個人制作のものですか?それともコンシューマーゲーム(お金を出してソフトを買うようなタイプのもの)ですか?

乙女ゲーム入り始めはコンシューマーゲームです、そもそもフリーで完成度の高い乙女ゲームがたくさんあるなんて知りませんでした汗 今は結構どちらもバランスよくプレイしている感じです。



最初はコンシューマーゲームだったのですね、そして今でもプレイされているのですね。フリーの乙女ゲームの存在に気づいたのは何かきっかけがあったのでしょうか?

フリー乙女ゲームの存在は、尊敬する乙女ゲーム絵師様が過去にフリー乙女ゲームのイラストを描いていたということで知りました。



コンシューマーゲームの絵師さんつながりで知ったのですね!

制作側に回った故にプレイヤーとしての時間が減ってはいるのですが...



制作側になるとプレイ時間減るの、宿命ですよね^^;

そうなんですよ、普通に楽しみたいというだけでなく製作側になることで勉強もしたいのに、自分のゲーム製作にかなり時間がとられるという...永遠の悩みですねw



他作品勉強になりますよね><塩路さん向上心あって良いですね!
もう制作とプレイはバランスです、バランスが大事です…!

勉強大事ですよね!あと自分のゲームの製作ばっかりやってると自分の世界に入ってしまって余計変な物を作ってしまいそうなのでw



作者さんのカラーやこだわりは大歓迎ですが、誰かにプレイしてほしいと思うからには「人に伝わる」作品にしないとですしね^^;

はい、自分の趣味全開にしすぎず人に伝えるということも意識して作りたいものですね、私のギャグ作品はもう完全に自分の趣味ですがw



いやぁ塩路さんのギャグセンスは最強ですよ!先刻も「ばれんしょたいん」をプレイしてて声出して笑いそうになるのを必死でこらえてましたwww

ありがとうございます!自分のギャグセンスが受け入れてもらえるのは非常に嬉しいですね、いつもビクビクしながら大スベリ覚悟でリリースしてるので...w



ところで、周りの同世代の方でフリーの乙女ゲームされてる方って、それなりにいらっしゃるのでしょうか…?

なかなかいないですよ、同世代で乙女ゲームしてる友達は!泣 クラスに1人いればいいとこです、オタクはいっぱいいるんですが乙女ゲームに手を出してる人は珍しいので少し寂しいですね... 私のゲームを新作出す度にやってくれる友達はいるので、それは本当にありがたいことですが(笑)



やはり同志少ないですか…それは10年前も今も変わらないんですね>< ひとまずはその数少ないお友達さん大切にしていきたいですね。

ですね!そういう友達には感謝しかありません汗



あ、だいぶ予定のお時間が迫ってきてしまったので…名残惜しいですがそろそろ最後のご質問といきますね。

ああ、もうそんな時間ですかΣ(゚Д゚) はい、どうぞ!



塩路さんの今後について教えてください!直近では製作中のお話もあるようですし。

喋りたくて仕方なくてTwitterでもちらほらと情報出してはいるのですが、長編ダークファンタジー乙女ゲームを製作しております!歴代一番長いシナリオになりそうですね、少なくともCastle cage3本分ぐらい(?)にはなりそうです...汗 新たな看板作品になる予定で、かなり本気で作っております。



おおお!既に小耳に挟んではおりましたが…めっちゃ気合入ってますね!新たな看板作品だなんて、すごく気になります! 近く受験などもあるのかもしれませんが…完成はいつごろを目指しているのですか?やんわりでも構わないのですが。

はい、かなり気合入れて作ってますよ! そうなんです、4月から高3ということもあり、今作が高校最後の作品になるかな、という感じなので、卒業製作のような気分で作っています。 今までの作品はどれだけ長くても1カ月以内には完成させていたのですが、今作は去年の11月ごろから作っていてまだシナリオもできていない状態です、一応関係者様たちには今春公開、とお伝えしているのですが自信が無・・・いや、頑張ります!w



とてつもなく壮大な卒業制作ですね~! 結構製作って勢いがあったり短期集中でやったりするとグイと進みますよね。その勢いをちゃんとキープし続けていらっしゃる辺りがすごいのですが。 あまり完成が後ろになると学業の方にも影響が出てしまうかもですし、たしかに春くらいがターゲットになりますよね。

好きなことだけには熱中できるので勢いは保てそうです、捗るかは別の話ですが汗
そうですね、学業のこともありますが、今回はいつものように単独での製作ではなく協力者様がいるのでなるべく予定通りに進めたいものです。



(笑)
確かに協力者様がいるときはプランニング大事になりますよね。そして絶対完成させないといけない!(しかも良作として)というプレッシャーもあったり、と。既にボイス入りの作品何作か公開されてますが、プロジェクトマネジメント力の高さも尊敬ですm(_ _ )m

ですね、自分ひとりで作ったものは最悪ボツにできますが、手伝ってもらったものは絶対に企画倒れにはできません、良いプレッシャーになりますね(笑)
プロジェクトマネジメントなんてそんな汗 今までご協力頂いたボイスコ様が良い人ばかりだったのでうまくいっただけですよ!今回は人数多くなりそうなので少し不安です、攻略キャラだけでも五人いますので...汗



いや~その謙虚な姿勢がもう眩しくてですね…! ボイスはなかなか「最悪自分で吹き込む」というわけにいかないですし尚更ですよね><

ボイスはさすがにボイスコ様に頼みたいですよねw 自分でやったとしてもテストプレイするのが嫌になりそうです(笑)



では、痛いほど後ろ髪引っ張られる思いですが…締めに一言、ご覧の皆様へのコメントを頂けたら嬉しいです!(ご自身の作品の宣伝ですとか

締めの一言ですか、そうですね...今までの私の作品をやって頂いた方も、やったことがないという方にも、次回作はぜひプレイして頂きたいです!大げさかもしれませんが私の集大成となる作品ですので、是非ともよろしくお願い致します!



素敵なコメントありがとうございます!次回作を待たずとも既刊の短編とか気軽にプレイしてみてもらいたいですね、どんどん!

あ、そうですね!ぜひぜひ過去作もやって頂きたいです、5分ぐらいでできる短編もありますのでお気軽にw 勿論倉下さんの作品も素敵ですので是非!

私としても名残惜しいです、お時間とっていただきありがとうございました(。-人-。) 倉下さんとはTwitterの方で仲良くさせて頂いているつもりですが、こんなにガッツリお話させていただいたのは初めてですので良い機会になりました、楽しかったです!ありがとうございました!



いやもう、お礼はこちらが申し上げるものですm(_ _ )m気になってたこと色々お聞きできて楽しかったです。塩路さんすごく勢いと熱意がありますし、現実も見えてたり、何より人徳?があって…とても刺激受けました!
改めまして…最後までおつきあい頂きありがとうございました!今後も応援してます~!

改めて、倉下さんとこの記事を読んで頂いた皆様、ありがとうございました!!










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