プレイ日記 7周目(2)

■ エンディング レグルスのことだから最後あるべき場所に船を戻す的な何かは予想してたが… ツィーも元々グリニティア王宮の人だし、 サディルもあれだけ腕が良くて、ましてコアまで作れた日には周りが黙ってないだろうし あ、青い鷹と赤い鷹、2つ揃って兵器か。。 青い鷹を沈める件について、 整備士として人一倍思い入れのあったであろうサディルが賛成してたのに胸が痛んだというか、 複雑な想いだったのではないかという気がします。 レグルスと甲板での会話でツィーが何て言ってたか思い出せないが ツィーは彼が船とともに沈むつもりなこと分かってたか察してたかして それでいて反対しなかったんだろうなと思う、 もしくはリラが引きずり出してくること読んでたと思う、 もしかするとリラがレグルスを連れてこなかったら レグルスがどうする気かリラに伝えたと思う (そういう事態になることはほぼ想定してないと思うが)。 それでリラがレグルスを助けなければレグルスはそれまでの男ということで納得しただろうし。 ツィーエンドで 「ミグラテールとしての生活したことは大切な思い出として胸にしまっておきなさい」 のようななことを言っていたけど、本当にそんな想いで。 あとマカのイベントの最後にも「いつか袂を分かつ日が来るかもしれない」 と言っていたのを思い出します。 長かったような短かったような彼らとの旅も終わりました。 何かが終われば何かが始まる。 最後に青い鷹を沈めるのは成る程という感じでしたが 船長が共に沈むのはまぁ色々思うところあるんだろうなという感じで納得はしつつもピンときてなくて、 リラちゃんのセリフで気づきました(「生きる理由を失ってしまったのなら…」)。 それにしてもレグルスとツィーの関係は熱いですね。 最後までレグルスがレグルスらしくて笑えたとともに安心しました。何かベタな展開でなくて。 兄と戦うのもシリウスに背中押されてやっとのことで、最後もリラちゃんに引っ張り出してもらって。 何やろうとしても自信無くて、誰かに背中押してもらわないと進めない感じ、 等身大の人間らしくて(?)とても良いです。 因みに、鐘の音が鳴ったときは 「魔法学校に戻ったの?」「剣術学校にシリウス迎えに行ったの?!」と一瞬勘違いw結婚式でしたね。 誓いの言葉はオリジナルにしちゃうし(あの物事の本質を捉えたスタイル非常に良いです)。 結構人が国をまたいで移動してる感あるけど、 世界観的にはお金を積めばミグラテールの人に乗せてもらえるのだろうか。 結婚式の招待状は本人らが送ったんだかシリウス辺りが送ったんだか。 晴れ着いいですね、庶民寄りのサディルとエルナトも良い格好してて。 そしてツィーさんの三つ編みが…たまりません!! 途中のイベントの会話でありましたが、リラがシリウスの姉で叔母というのは面白いですね。 真顔で冗談を言う件については絶対最後回収するだろと思っていましたがその通りでした(笑) 旅の終わりはあっけない…確かにそうだったといえばそうかもしれません。 ツィーが「儚さが良い」とデートのときに言ってたと思うのですが、 このゲームがまさにそうだと思うのです。 各イベントを見返そうとしても容易ではありませんし(と言いつつ幾つかセーブデータから見返しましたが)、 全てのイベント一字一句覚えておけるようなボリュームでもありませんし。 漫画などは読み返せますが、そういうコンテンツではないので。あとバックログ機能が無いので尚更です。 もう二度とこのゲームやりたくないですね。 サブキャラも含め全部スチル埋めてからレグルスルートやりましたが、それで良かったです。 このエンディング見てしまうともうあの船に乗れません。 長い長い旅でした。一周三年ですが各ルート見るのに7周してるので、ある意味レグルスの15年に匹敵するような。 そうそう、 何か物語の途中で違和感あったんですよね。何となくリラちゃんが、 あのメンバーで青い鷹で飛び続ける将来を見てる感じがしたような気がして。 ただ、それでいいのか?と。 例えばレグルスが老いるまではそうして、その後は元あった遺跡に戻すのかなとか。 他メンバー的にもそれでいいんだっけ、とも。 特にエルナトエンドでツィーやシリウスが乗り続けてるのちょっと違和感だったというか。 何事にも永遠って無くない?という思いが常々あった。 それにしても、ツィーが来るまで一人で、しばらくツィーと二人だったんですね。 もう少し入れ替わり立ち替わり人が乗り降りしてるのかと思いました(リラとシリウスのように)。 レグルスとツィーのコンビ良いです、なり染め(?)とか もう少し知りたかった(サディルくらいには)。まぁそれはエルナトもですが。 そういえば7周してても実況動画見てると見たこと無かったシーンにも ちょこちょこ出くわします(日常会話やテントでの会話くらいかもしれませんが)。 忘れた頃にまたセーブデータを全部消して遊んだら新たな発見もあるだろうか。 うーん、でも結末知らずに遊ぶのと知ってて遊ぶのと…どうなんだろ…。 初見ほどの感動はないような気がします。 エルナトとサディルのルート2周目でも結構楽しめましたが。 ツィーやシリウスもじっくり見返したいという思いも。 レグルスルートは本当に噛み締めるように見ていました、1シーン1シーン見落としの無いように。 それでも色々忘れてると思いますが。 そういえば、なぜあのシエルバトーは2つ揃うと兵器になるんだろう? コアが壊れた今、仮に水揚げして別のコアを入れたところでまた兵器になるのだろうか。 あの立派な船がないということはもう黒の国には行けないんだろうが…もしものときは赤い鷹を使えということか。 アルは体調崩してたが人間の世界で生きられるのだろうか。シエルバトーに乗っていなければ大丈夫なのだろうか。 なんちゃらの羽が賢者のローブのような引継ぎアイテムという解釈をしておきましょうか()。 ■ 全体を通しての雑感 何かが終わって何かが始まる… 個人的には実は感動(御涙頂戴)というのは簡単に作れてしまうという印象があります。 上げて落とすといいますか、人の仲を深めて別れさせたり、親しい人を死なせたり、 苦労を経て何かを達成させたり、そのような手法で。 見るたびに「またこのパターンかよ」などと思ってしまう。 何より、やらされ感?泣かされ感?が好きになれません。 「お前らこういうストーリーにしときゃ泣くんだろ(売れるんだろ)」といった雰囲気が 感じ取れてしまう。 もしくは、個人の創作物だと作者がいいシナリオを書いた自己満足に浸っているかのような。 ですが。 本作に関してはそういった感触が無く、根っから魂持っていかれました。 実は作者様はプロのシナリオライターで私は騙されている、 という可能性も否定できませんが (もうそうだとしても倉下を騙せた時点でこの作品は素晴らしいと言えますが)、 こだわりや熱い想いを持って制作されたような旨を HP・ブログ・wiki等でちらほら見かけたように思うので、 純粋に素晴らしかったのだと思ってます。 若干脱線しますが、青い鷹を沈めた際に誰一人泣いていない (というより作品全体で涙を無駄遣いしない)のが個人的にはとても好印象でした。 作中の彼らも長い旅を終えてそれぞれの生活を始めますし、 自分も気持ちの整理がついたらまた他のゲームや自分の創作に戻るでしょうし、 作者様も他の作品を作り始めているようですし、 儚い感じもしますがそれで然りではあると思います。 何かが終わったからといって綺麗真っ白に何もかも無くなるわけでなく、 それがその後の人生の糧になると思いますし、無駄ということはではないと考えています。 end


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