▼ OPEN ▼（ネタバレなし） [2024.03.17]

感想の投稿が遅れてしまいましたが、寒い季節のお話とお聞きしていましたので１～２月にプレイさせていただきました。
感想を書くのが野暮に思えるといいますか、自分が語ると台無しになりそうなのであまり内容について語りたくはないのですが…
とにかく、昨年プレイしたDianaに続きもう１作三保さんの作品をプレイできて良かった、という気持ちです。
お恥ずかしながら見慣れない語彙などもあったのですが、ビジュアルやボイスがあることで躓かずにプレイできました。
普段あまり自分から積極的触れることがないような、美しい日本語(と言えばよいのでしょうか)に触れられて良かったです。
以前プレイしたDiana同様、文章もお声の演技も洗練されていて夢中にさせられました。
(後に出たDianaの方が更に音質？の安定感が増している印象はあります。)

▼ OPEN ▼（ネタバレあり！） [2023.02.10]

ネタバレといいますか、作品の中身に触れているというよりは「プレイ後の方でないと分からない話」といった内容です。
作品の内容を察せてしまうかもしれないのでやはりプレイ後の方のみを対象としたいですが。

個人的には、公式HP以外の前情報なしでプレイするのが一番作品を純粋に楽しめると思っています…猫と心中さんの他作品「猫になれたなら」「紙一重の想い人」もそうだったのですが。
過去にプレイした２作では、表では一切語らない方向で貫いた（何か書こうとしても上手く言葉にならない、という事情の方が大きいかもしれませんが）のですが、
何も書かずにいると傍目にはプレイしていないのと変わらない感も幾分あるかも…ということで控えめに少々綴ってみます。

キービジュアルはもちろん、起動後の「読込中」やメッセージウィンドウのえんぴつがカリカリ動いてるのを見るだけでしっかり作品の世界観に引き込まれます。

主人公の価値観にも通じるところがあるといいますか、
自分自身もあまり現状に満足せずにあるべき姿に近づける努力をしたがる(?)部分があると自覚しているのですが…
"あるべき姿"の想定が本当に万人にとってそうなのかわからない（会社の理念や組織のロールといった道しるべはあっても、必ずしもそれだけ考えればいいわけでもない）のが実際のところかと。
常時そこまで幅広く配慮できてはいないと思います；多角的に考えるのは脳のリソースも食うので…日々意識して鍛えるしかないのかと。
今回の主人公は「ちょ、落ち着け落ち着け」と思いながら見ていた部分もありましたが、それでも普通に他人事じゃないですね…。

『～不味いんだよ』というセリフは思わずキャプチャを撮ってしまいました。肝に銘じたいセリフです。

意外とファンタジーが入ってたのも少し驚きましたが、ここで動じないか試されているような気もしました。
ともするとファンタジー要素は都合よく使われてしまうとモヤることが時々ありますが
この作品ではとても有意義だったという印象です。

本当に、以前プレイした２作も含め藤島さんの作品は非常に刺さります。